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ESAT-J YEAR 3 · 2025年度

令和7年度 本試験の過去問解説

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tsukine Academyの総評

令和7年度は、相手が必要とする情報を、場面に合った形で伝える練習に向いています。Part Bでは「何を選ぶか」と「なぜ選ぶか」を聞き分け、Part Cでは音楽室で起きたことを一つの話にします。Part Dでは、町を知る方法を選び、その方法で何が分かるのかまで伝えます。

まず本番と同じ時間で録音しましょう。聞き返すときは、Bで聞かれた情報を返せたか、Cで抜けた出来事がないか、Dの理由が町を知ることにつながっているかを確認します。

実際の設問に沿った Part A〜D の解説

Part A|エミリーと地域の活動を紹介する音読

1問目は留学生エミリーと動物の写真を紹介する原稿です。最後の文では、写真に興味があるという条件と、本人に頼めるという案内を分けて読みます。2問目はボランティアクラブの紹介です。公園の清掃は活動の具体例なので、例を導く表現のあとに短く間を置くと、聞き手が話を追いやすくなります。各問、準備30秒・音読30秒です。

Part B|科学博物館のイベントをめぐる会話

  1. 体験したい講座を選びます。パンフレットを見ながら、どの講座か分かるように名前を言いましょう。
  2. 選んだ理由を伝えます。ロボット講座を選んだなら、ものを作るのが好きなど、その講座につながる理由を一つ言います。
  3. 観戦するのが好きなスポーツを答えます。「見る」と「プレーする」を聞き分けましょう。
  4. 朝いちばんにする行動を答えます。朝の習慣から、最初の一つを選びます。
  5. ノラが日本で訪れてみたい場所を尋ねます。場所を尋ねる疑問詞を使い、ノラへの質問として言い切ります。

最初の4問は準備時間なし。最後の質問は準備10秒で、発話は各問15秒以内です。

Part C|音楽室で起きたことを順に話す

指定された Last week で始め、音楽室へ行く → 友達がピアノを弾いている → 自分が歌い始める → ほかの生徒が来る → みんなで歌う、という流れを伝えます。「自分が歌い始める」と「ほかの生徒が来る」は別の出来事です。準備30秒で「場所・ピアノ・歌い始める・生徒が来る・全員」と頭の中で並べ、40秒以内で話しましょう。

Part D|自分たちの町をもっと知る方法を提案する

歴史博物館、図書館、地域の人というヒントから一つ選ぶか、自分の案を使います。たとえば図書館を選んだら、そこで何を見つけ、その資料から町の何が分かるのかを考えます。準備60秒を使って「方法 → 理由 → 具体例」を組み立て、40秒以内で話します。

採点基準の分析と、次の評価に向けた目標

Part A|語を追う読み方から、意味が伝わる読み方へ

本試験の紹介文と同じように、条件と案内を一文で伝える自作原稿で練習します。スラッシュは間を置く位置です。

読み方の例 If you want to see / our club's new posters, ask Maya after lunch.

改善例 If you want to see our club's new posters / ask Maya after lunch.

次の評価への目安 「何を見たい場合か」まで一つのまとまりとして読み、後半で「誰に、いつ頼むか」を伝えます。聞き手が一度で三つの情報を拾えるか確かめましょう。本試験のエミリーの紹介文でも、条件と案内を同じように分けて練習します。

Part B|4つの適切な応答から、5つすべてへ

1〜4問で、たとえば次のように答えたとします。

1. The robot class sounds fun. I'd choose that one.
2. I'd like to learn how robots move.
3. I like watching basketball games.
4. I turn off my alarm first.

5問目の応答例 Do you want to visit Japan? は、日本へ行きたいかどうかを聞いています。

改善例 If you could visit one place in Japan, which place would you choose? と聞けば、日本のどこへ行きたいのかを尋ねられます。

A1.3 → A2.1 内容面では、少なくとも4課題に適切に応じる段階から、5課題すべてに適切に応じる段階へ。練習では5問目を聞いた相手が、Yes/Noではなく場所の名前で答えられるか確認します。5問を通し、語彙・文法が場面に合い、一度聞いて内容が分かる発話を目指します。

Part C|4つの要点から、5つがつながる話へ

応答例 音楽室に行ったこと、友達の演奏、ほかの生徒が来たこと、全員で歌ったことを順に説明します。

Last week, I walked into the music room and heard my friend at the piano. Soon, more students arrived. By the end, we were all singing.

改善例 自分が歌い始めたことを補った、冒頭から最後までの応答です。

Last week, I walked into the music room and heard my friend at the piano. I began to sing along. More students arrived while I was singing, and we all sang together in the end.

A2.1 → A2.2 東京都の基準は、4コマすべてを順序立てて説明することに加え、重要な4点から5点へと求める内容が増えます。この設問で補うのは、自分が先に歌い始めたことです。絵を見ていない人に、誰が先に歌い、最後に誰が歌ったかを答えてもらいましょう。接続表現や時制も、前後関係が伝わるように使います。

Part D|理由を述べる段階から、具体例で説明を深める段階へ

応答例

I think we should go to the library. We can read about our town there.

改善例

I think visiting the library is a good way to learn about our town because it has books about local history. For example, we can look at old photos of the station. If we compare them with the station today, we can see how the area around it has changed.

A1.3 → A2.1 意見と理由を述べられたら、何を使って町を知るのかまで明確にします。改善例では郷土史の本を挙げ、駅の昔の写真を具体例にしています。

A2.1 → A2.2 具体例から何が分かるかまで説明します。最後の文は、昔の写真と現在を比べると駅周辺の変化が分かる、という補足です。録音を聞いて「どこへ行くか」「何を見るか」「何が分かるか」の三つを拾えるか確かめましょう。

東京都の公式PDFをダウンロード

令和7年度 YEAR 3 本試験の問題・解答例・採点基準は、東京都のPDFで確認できます。